ウスベニアオイのシングルハーブティーの味わい・香り・色の官能評価と、主要成分との関係性
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Happy Herb Lab
ハーブ名 | 学名 |
セージ | Salvia officinalis |
主要成分 | フラボノイド1〜3%(ルテオリンなど)、精油1〜2.5%(ツヨン35〜60%、シネオール、カンファー)、フェノール酸3〜7%(ロスマリン酸など)、ジテルペン型苦味物質カルノソール |
服用法 | 1.5〜2gに熱湯150mlを注ぎ、フタをして5分抽出したものを1日3回服用する。 |
官能評価 補足 | 苦味と渋みが強いが、メントールのような清涼感ある味わいがあり、旨味もある。 |
香りや色 | 草のような青い香りで、メントールのような清涼感ある香りもある。 |
成分と評価との関係性考察 | メントールのような香気を持つ精油成分・ツヨンにより清涼感がある。 また苦味に関しては、物質名に「苦味質」とある、ジテルペン型苦味物質カルノソールが関与していると推測される。 |
この官能調査は、シニアハーバルセラピストの小論文作成で実施したものです。
ハーバルセラピストで学んだ30種類のメディカルハーブのうち24種類における、ハーブティーの味わいや香り、色に関する個人的な官能評価を実施。各メディカルハーブの主要成分と味わいや香り、色との関係性も考察する。
ただし、味わいや香り等は個人差や体調による感覚の差があり、今回の官能評価はいち個人のいち時点の主観的評価であることを前提としている。
「メディカルハーブの事典 改訂新版 主要100種の基本データ」に記載されている服用法に則りハーブティーを淹れ、甘味・酸味・苦味・渋味・旨味の5つの味の強弱を5段階で評価するに加え、特徴的な色や香りがある場合は評価する。さらにメディカルハーブの持つ成分とハーブティーの特徴の関係性を考察する。
セージは、古代ギリシアの時代からメディカルハーブとして使われていた歴史があり、止血などに使われていました。また、ローズマリーに次ぐ“抗酸化力ハーブ”として知られているほか、“記憶力アップ”“感覚アップ”のハーブとしても知られています。
有効成分のサルビアタンニンは収斂作用があり、月経過多や多汗、母乳分泌を抑える目的で用いられています。また、摂氏湯成分のつよん、シネオール、カンファーとサルビアタンニンによる抗菌作用や抗真菌作用と、収斂作用から、歯肉炎や口内炎などの口腔粘膜の炎症や風邪による喉の腫れや痛みにも用いられています。発汗を抑える作用から、更年期のホットフラッシュや、高齢者のトニック効果や失禁防止にも用いられています。