ジャーマンカモミールのシングルハーブティーの味わい・香り・色の官能評価と、主要成分との関係性
wpmaster
Happy Herb Lab
ハーブ名 | 学名 |
イチョウ | Ginkgo biloba |
主要成分 | フラボノイド配糖体、テルペンラクトン(ギンコライド、ビロバリド)バイフラボン(2重分子フラボン)、ギンコール酸 |
服用法 | 茶剤に関する記述なし |
官能評価 補足 | 最初に酸味、その後、旨味と苦味や渋みが表れ、後味には苦味と渋みが残る。 |
香りや色 | 桑の葉に近しい乾いた葉の香り。薄いライムイエローのような色。 |
成分と評価との関係性考察 | 本官能評価では、味わい、色、香りに対し、主要成分の明らかな影響は認められない。 |
この官能調査は、シニアハーバルセラピストの小論文作成で実施したものです。
ハーバルセラピストで学んだ30種類のメディカルハーブのうち24種類における、ハーブティーの味わいや香り、色に関する個人的な官能評価を実施。各メディカルハーブの主要成分と味わいや香り、色との関係性も考察する。
ただし、味わいや香り等は個人差や体調による感覚の差があり、今回の官能評価はいち個人のいち時点の主観的評価であることを前提としている。
「メディカルハーブの事典 改訂新版 主要100種の基本データ」に記載されている服用法に則りハーブティーを淹れ、甘味・酸味・苦味・渋味・旨味の5つの味の強弱を5段階で評価するに加え、特徴的な色や香りがある場合は評価する。さらにメディカルハーブの持つ成分とハーブティーの特徴の関係性を考察する。
イチョウは“記憶力アップ”や“脳の血管”のためのハーブとして知られています。
アルツハイマー型認知症や脳卒中などから起こる脳血管型認知症のいずれにも効果が認められており、ドイツではアレルギーを起こす可能性のある成分・ギンコール酸を除去したイチョウ葉の標準化エキスが1994年に認知症治療薬として認可されています。
有効成分は、脳の毛細血管を酸化から守るフラボノイド配糖体と、アレルギーや細胞などの収縮を引き起こすとされているPAF(血小板活性化因子)を抑え、神経を保護するギンコライドやビロバリドなどのテルペンラクトンと考えられています。
イチョウ(ギンコウ)はさらに、脳の糖の消費を高め、脳代謝を改善する働きも期待できます。脳の血液循環も高まることから、記憶力のハーブとしてサプリメントなどにも利用されています。