エキナセアのシングルハーブティーの味わい・香り・色の官能評価と、主要成分との関係性
wpmaster
Happy Herb Lab
ハーブ名 | 学名 |
セントジョンズワート | Hypericum perforatum |
主要成分 | ジアンスロン類0.1〜0.3%(ヒペリジン、ソイドヒペリシンなど)、フラボノイド配糖体(ルチン、ヒペロシドなど)、ハイパーフォリン3%まで、タンニン10%まで、精油0.05〜0.3% |
服用法 | 2〜4gに熱湯150mlを注ぎ、フタをして10分抽出したものを、毎朝夕カップ1〜2杯服用する。 |
官能評価 補足 | 苦味のあと、酸味と旨味があり、後味はすっきり甘い味わい。 |
香りや色 | 森林浴をしているようなウッディーな香りの中に、カレーに使われるクミンなどのようなスパイスの香りあり。 |
成分と評価との関係性考察 | タンニンによる苦味と渋みがある。 ウッディーな香りは、針葉樹などの樹木にも含まれるα-ピネンが精油に含まれることに関連すると推測される。 |
この官能調査は、シニアハーバルセラピストの小論文作成で実施したものです。
ハーバルセラピストで学んだ30種類のメディカルハーブのうち24種類における、ハーブティーの味わいや香り、色に関する個人的な官能評価を実施。各メディカルハーブの主要成分と味わいや香り、色との関係性も考察する。
ただし、味わいや香り等は個人差や体調による感覚の差があり、今回の官能評価はいち個人のいち時点の主観的評価であることを前提としている。
「メディカルハーブの事典 改訂新版 主要100種の基本データ」に記載されている服用法に則りハーブティーを淹れ、甘味・酸味・苦味・渋味・旨味の5つの味の強弱を5段階で評価するに加え、特徴的な色や香りがある場合は評価する。さらにメディカルハーブの持つ成分とハーブティーの特徴の関係性を考察する。
セントジョンズワートは、“サンシャイン・サプリメント”と呼ばれ、メンタルのケアに使われているメディカルハーブで、悲嘆、絶望、恐れなどの感情や抑うつに対する効果が近年確認されました。季節性感情障害(SAD )の治療にも使われています。
抗うつのメカニズムは諸説あり、モノアミン酸化酵素(MAO)阻害、セロトニン再読み込み阻害説などがあります。有効成分もヒペリシン説やハイパーフォリン説などがあります。
外用では、創傷や火傷の治療に、セントジョンズワートの黄色い花を植物油で進出し、日ペリシンを含む赤色色素を溶出させた油を用いたり、炎症と鎮痛目的でチンキ剤を用いたりします。
6月24日の聖ヨハネの日に収穫すると最も治癒力が高いと言われています。