スギナのシングルハーブティーの味わい・香り・色の官能評価と、主要成分との関係性
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Happy Herb Lab
ハーブ名 | 学名 |
アーティチョーク | Cynara scolymus |
主要成分 | フェノール類2%以下(クロロゲン酸、シナリン、カフェ酸)、苦味質0〜0.4%(シナロピクリン)、フラボノイド配糖体0.1〜1%(スコリモサイド)、フィトステロール(タラキサステロール) |
服用法 | 約2gに熱湯150mlを注ぎ、フタをして5〜10分間抽出したものを1日3回服用する。 |
官能評価 補足 | 苦味が強くほのかに甘い。後味はすっきり、やや苦味が下に残る。酸味はほぼない。 |
香りや色 | 草木の青い香りとやや苦味を感じる香り。 |
成分と評価との関係性考察 | 苦味質のシナロピクリンによる苦味、および苦味成分を含むタラキサステロールによる苦味がある。 |
この官能調査は、シニアハーバルセラピストの小論文作成で実施したものです。
ハーバルセラピストで学んだ30種類のメディカルハーブのうち24種類における、ハーブティーの味わいや香り、色に関する個人的な官能評価を実施。各メディカルハーブの主要成分と味わいや香り、色との関係性も考察する。
ただし、味わいや香り等は個人差や体調による感覚の差があり、今回の官能評価はいち個人のいち時点の主観的評価であることを前提としている。
「メディカルハーブの事典 改訂新版 主要100種の基本データ」に記載されている服用法に則りハーブティーを淹れ、甘味・酸味・苦味・渋味・旨味の5つの味の強弱を5段階で評価するに加え、特徴的な色や香りがある場合は評価する。さらにメディカルハーブの持つ成分とハーブティーの特徴の関係性を考察する。
イタリア料理の食材としても有名ですが、ヘルスケア領域では、肝臓ケアや動脈硬化対策ハーブとして知られています。
特に肝臓ケアハーブとして使用されていた歴史は古く、ギリシア・ローマ時代から肝機能促進や胆汁の分泌を促進(利胆)する目的で使われてきており、現在では科学的にも効果が実証されています。
肝臓ケア目的で使う場合は、カフェ酸誘導体のシナリン、苦味のあるシナロピクリンが主要成分です。
また苦味成分は、消化器の働きを向上させ、さらに神経的なトニック(強化)作用もあるので、食欲不振時の健胃剤としても活用できます。